盆栽鉢の選び方にルールはない!

盆栽とは、鉢の中の植物と器の美の共演が楽しめるいわば芸術の一種です。
そんな言い方すると難しく感じられるかもしれませんが、基本的に盆栽鉢の選び方にルールはありません。
そのため熟練した盆栽愛好家は、多彩な盆栽鉢から最高の一鉢を選び、植物と組み合わせることを楽しみます。

しかし盆栽初心者にとっては、自由というのが「何を基準に選べばいいのか」という悩みの種になりがちです。
まずは、こんなところから盆栽鉢を選んでみましょう。

1)植物の葉や花の色調に合った盆栽鉢を選ぶ
2)葉の形状と盆栽鉢に描かれている模様を同じものに合わせる
3)ミニ盆栽の場合は、家の中の調度に合わせたものにする

このほか植え付けの手軽さで言えば、形状は深さが5センチ以上で、鉢の口が円形のものがおすすめです。
どんな盆栽鉢が良いか迷った時の基準にしてみてください。

盆栽鉢の種類と形:底の深い鉢

底の深い、焼き物の盆栽鉢は、基本的にどの植物にも適しています。
そのため、盆栽を始めて間もない人にもおすすめです。

ただし、焼き物で作られた盆栽鉢なので釉薬(うわぐすり)がかかっていないか注意が必要です。
盆栽鉢の表面に釉薬が塗られていると、鉢の通気性が悪くなるため水はけにも悪い影響を与えることがあります。
釉薬が塗られているものを選んだ際には、水やりや根腐りに十分注意してください。

盆栽鉢の種類と形:底の浅い鉢

底の浅い盆栽鉢には、素焼きや陶器、手びねりなど、さまざまな質感のものがあります。
色や形にも幅広い個性があり、器を楽しみたいという人にはおすすめの形です。

ただし土が入る容量が少ないため、水分の蒸発には十分注意しなければなりません。
また生長がはやい植物を植えてしまうと、あっという間に植え替えの時期が来てしまいます。

また、底が浅い盆栽鉢の仲間として、皿状の器もおすすめです。
こちらは根洗い仕立ての植物に用いることで、個性的な盆栽に仕立てることができます。
夏にはガラスのものを使うと涼しげで良いですね。

盆栽鉢の種類と形:軽石を使った鉢

盆栽鉢の種類の中には、自然素材を使ったものもあります。
代表的なのが、軽石を使った軽石鉢です。
軽石をくりぬいて作るため、形状や土が入る容量はまちまちですが、土がたっぷり入る場合であれば、どのような植物でも用いることができます。

凹凸のある個性的な表面が存在感があり、また自然由来ならではの生命力を感じさせてくれます。とくに草ものとの相性が抜群です。
また、軽石なので鉢の表面からの通気性にも優れ、根の生育に最適の環境となっています。

ただし通気性が優れるぶん、水分がなくなって乾燥するペースも早いので、水やりには注意を。
水をあげるときには、鉢全体にも十分水が届くようにしてください。

盆栽のスキルが上達したら、より個性的な盆栽鉢選びも

盆栽の育て方に慣れてきたら、ますます盆栽鉢へのこだわりが強くなるでしょう。
そのときには、上記のようなスタンダードな盆栽鉢だけでなく、個性的な形状のものにも挑戦してみましょう。

たとえばあえて割れた器や土器を使用してみたり、特徴的な形状をしている木片を使うのもおすすめです。
いずれも通気性は保水状態をこまやかに観察しなければなりません。
また、根をおさめるだけの十分な容量もあることもしっかり確認する必要があります。
こうしたスキルが身に着けば、難易度の高い盆栽鉢選びにも挑戦できるでしょう。

幅広い購買層を支えている

最近、表参道や自由が丘などのおしゃれの街角で、ミニ盆栽などを扱うショップを良く見かけます。ファッションビルのレストランや喫茶店が入っているフロアに店を構えていることも多いようです。ちょっとした空間に緑があると気持ちが癒されることから、盆栽などに触れ合う人が増えています。外国人の愛好家も増え、一昔前の中高年の趣味といったイメージは完全に払しょくされたようです。幅広い愛好者層を抱える盆栽。一時的なブームだけでなく、じっくりと時間をかけて仕立てていく趣味人もいます。そこで、昔から営業している盆栽園も意外と多いのが東京と言えます。この東京での人気盆栽販売店をピックアップしていきます。

グリーンスケープ

店頭販売とオンライン販売で、盆栽、苔玉、プレート、植木鉢、その他インテリアなども扱っている店です。松盆栽では、銀八ッ房五葉松、八ッ房蝦夷松、黒松などが手頃な価格帯で揃っています。白シタン、紅シタン、真柏、ケヤキなども売れ筋です。盆栽鉢では、大きさの大・中・小、四角鉢、長角市松鉢などが取り揃えられています。また盆栽教室や苔玉教室も開催しています。盆栽ブログもあり、様々な情報を発信しています。
住所は〒153-0051 東京都目黒区上目黒1-18-4セルジエ102、TEL03-5721-1661、営業時間は11:00~ 20:00、土日祝は11:00~19:30、1月~2月は11:00~19:00、定休日は水曜日となっています。最寄駅は中目黒駅(東横線・日比谷線)で正面出口より徒歩2分です。

東京盆栽

主にミニ盆栽を扱っているオンライン盆栽店です。盆栽のライフスタイルを創作するをモットーにしています。ライフスタイル、シーン、想い、ギフトなどに応じて選べるようになっています。売れ筋は長寿梅です。開運植物の一つで、咲くと花びらが5枚というところから「五福」に通ずると言われ、人生の五つの幸福の長寿・富裕・健康と徳を好み、天命を全うするとされます。東京盆栽が1996年から全国に広めているミニ盆栽シリーズの一つです。また東京盆栽では、抽選で盆栽をプレゼントするイベントなどを開催し、顧客との交流を深めています。
東京盆栽を運営している株式会社東京盆栽は栃木・足利にあります。TEL:028-472-2155、MAIL:tokyobonsai_kaisha@nna.so-net.ne.jpとなります。

上野グリーンクラブ常設売店

上野グリーンクラブは、盆栽協同組合の本部で、盆栽展、各種展示会が行われています。盆栽の常設売店は、各地の盆栽、山野草業者からなる盆栽組合員により共同運営されています。都内ではかなり豊富な品揃えがある店として知られています。盆栽、小品盆栽、雑木、若い盆栽の種木、水石、鉢、など盆栽関係の全てが揃っています。盆栽の知識が豊富な店員がほとんどなので、ちょっとしたことも聞くことができます。作風展などは、組合員の高度な技術と努力の積み重ねで育てた芸術的作品の中から、厳正な審査で選出した入賞・入選作品を展覧しています。平成28年の例を挙げますと第42回「日本盆栽作風展」12月15日(木)~18日(日)で即売会場の館外に全国より多数出店があります。入場料:大人700円、開催時間:9:00~17:00(最終日は16:00まで)です。
住所は東京都台東区上野公園3-42、TEL 03-5685-5656、営業時間:10:00~16:30まで(催事日は9:00より)、定休日:毎週水曜日となっています。

規模よりも品揃え

この他にも、東京の話題のスポットには、たいていミニ盆栽を専門に扱うショップがあります。しかし、インターネットが普及している昨今では、実店舗の売り上げよりも、ネット販売の売り上げの方が多いようです。23区内で盆栽園が多い地域は、やはり世田谷区ではないでしょうか。広い敷地を構えているのですが、土地の相続のなどで売り払うケースもあり、数は減りつつあります。いずれにしましても、店舗の規模よりも品揃えで人気度が決まります。またブログなどの交流や情報発信力があるところが人気店となっています。東京は店舗数が多いので、必ずお気に入りの店があるはずです。