もみじは種から育てることができる!

もみじには種があることをご存知ですか?もみじの種は、紅葉した葉と同じように赤く染まり、羽がついているような特徴的な形をしています。

このもみじの種さえあれば、一から盆栽を育てることが可能です。ちなみに種から育てる方法を「実生」といいます。実生は、最も自分の思い通りに盆栽を仕立てられる方法といわれているんですよ。

ここでは、もみじ盆栽を種から育てるために知っておきたいポイントを、4つの手順に分けて解説していきます。

まずは、もみじの種を入手しよう

もみじの種だけでなく、盆栽の種は、野山の自然樹や庭木などから自分の手で採ることが可能です。散策で公園に行ったときや、ハイキングで山や森の中を歩いたときに種を採ってきたという盆栽愛好家はたくさんいます。種を選ぶときは身が色づき始めたくらいの、比較的若いものを選びましょう。早い時期ほど良い種といわれています。

もし、もみじの種が入手できない場合は園芸店などで盆栽用の種を扱っているか問い合わせてみるとよいでしょう。ただし、ほかの植物と比べて扱っている可能性が低いのが正直なところです。

なお、もみじ盆栽で最も多い「ヤマモミジ」のほか、「メグスリノキ」が初心者でも育てやすい樹種といわれています。

もみじの種をまく時期はいつがいい?

もみじの種は10月~3月ごろに植えつけます。それまでの間、種を保存していなければなりません。もみじだけでなく、盆栽の種は実を取り除いておく必要があります。これは、実の部分に発芽を邪魔する物質が含まれているためです。

もみじの種の場合は、殻を取り外し、きれいに洗ってから乾燥させて、冷暗所で保存しておきます。ビニール袋や空き缶に入れて冷蔵庫に入れておくのでも構いません。

もみじの種を植えつける土を用意しよう

紅葉の種を植え付ける土は、粘土質のものでなければ基本的にどんなものでも構いません。よく使われているのは小粒の赤玉土です。

もみじは乾燥に弱い面をもっている一方で、土に水がたまりすぎると根腐りを起こしやすいという面も持っています。そのため、水はけの良い赤玉土がおすすめなのです。

もみじの種を植えつけよう

鉢の中に用土を敷き詰めたら、次は種の準備です。種は乾燥したままいきなり土に植えるのではなく、30分ほど水に浸けましょう。このとき水に浮いたものは発芽しないので取り除いてください。

その後、ナイフを使って表面に小さな傷をつけてから土に植えてください。上にかぶせる土は種が隠れる程度の薄めで十分です。

種を植え付けたらしっかりと水やりをしましょう。細かい穴のジョウロを使うか、水を入れた大きめの容器に鉢を入れて、底から水を吸わせてください。

また、もみじの種は発芽率が高くないので、一度に複数の種を植え付けることをおすすめします。種と種の間隔は、発芽した後に葉が軽く触れ合う程度にしましょう。

最後に風の当たらない、暖かい場所に置いたら、もみじの種の植え付けは完了です。

もみじの種が発芽した後は?

種の植えつけが終わった後も、水切れを起こさないよう注意しながら管理していきます。順調に育てば、通常、もみじの種は1~3か月ほどで発芽します。

その後、成長して本葉が5~6枚ほど出たところで、別の鉢に移してあげましょう。