もみじの盆栽育て方12か月

盆栽手入れ

もみじは四季のどれをとっても見ごたえのある木です。見ごたえと繊細さを兼ね備えた雑木盆栽の代表ですね。イロハモミジやヤマモミジが人気で、もともと日本国内に自生している樹を改良しているため性質も良く初心者にも育てやすい樹種です。

目次

1月から2月:針金かけ

休眠期のこの時期が針金かけに向いています。枝がどんどん太っていくため、かけた針金は一度5月ごろ緩めてみましょう。樹に針金の跡がついていなかったらもう一度かけなおしてみます。枝が固いので注意しながら曲げることがコツです。

2月から3月下旬:植え替え

芽が動き始めるまでが植え替えの勝負時です。生育がよく根詰まりしやすいので最低でも2年に1回は植え替えましょう。根張りが見どころで、樹齢が高くなるほど盤根になるため植え替えの時には根を広げるようにして植えることがポイントです。鉢から抜いたらバケツなどに水を張っておいてその中で土を洗い落とすと簡単です。古い樹は根鉢をほぐして一回り小さくなるように切る程度にします。まだ完成していない樹は太い根や細かい根もやや多めに切り詰めます。座(幹と根の分かれ目)まで底値を切り詰めると浅鉢に入りやすく広げやすくなります。

植え付ける時には360度横に横に根が広がるようにしながら植え付けることがポイントです。用土は赤玉土単用でも良いでしょう。あれば細粒と中粒を半々で混ぜたり、腐葉土を3割ほど混ぜると簡単培養土の出来上がりです。

4月から:施肥

梅雨・真夏と冬季を除いて有機肥料を置きましょう。9月ぐらいまで置き肥をして紅葉が始まったらすぐに取り除きます。与え過ぎは枝の徒長(間延び)の原因になります。

4月下旬から5月:芽摘み

新芽をピンセットで開いて真ん中の芽を指で摘み取ります。芽はいっぺんに伸びるわけではないので「伸びてきた」と思ったところを順に毎日摘んであげましょう。枝を太らせたい時には芽摘みは必要ありません。このぐらいの大きさで十分だなと感じたら、そこから毎年芽摘みを根気強くしていくことで樹形が出来上がっていきます。

5月下旬から6月:葉刈り

もみじの葉は対になって生えます。葉刈りではこの一対の片方の葉を切り取るか、縦半分の大きさにカットします。大きさが不ぞろいな葉は刈り取っておくことで2番芽の葉がそろうということと、葉刈りをすることで2番芽の出を促進させます。風通しが良くなることで懐(幹付近)の枝葉が増えます。若い樹なら全部の葉を刈ってしまうことで枝を増やしたりすることもできます。太らせたい枝だけは刈らずに残します。また、樹は上に行くほど葉の出が良くなるので下方の葉は弱めで上方は強めに刈るという方法も取れます。大きな葉ほど落とすと考えると簡単ですね。

葉刈りから10日ぐらいたつと2番芽が出てくるのでこれは芽摘み程度にしておきましょう。増えすぎ・伸びすぎと思う部分だけ摘んでいくと良いでしょう。6月には新芽がしっかりするので徒長した枝を切り詰めても良いでしょう。

7月から9月まで:夏場の過ごし方

夏場の水切れは命取りです。夕方には霧吹きや蓮口付きのじょうろで葉水をかけてやりましょう。夏場は日中暑いので、浅型と夕方の水やりとします。梅雨が明けたら半日陰に移動して葉焼けを防ぎます。9月以降紅葉して来たら肥料を取り除きます。

11月から12月:休眠期の剪定

落葉したら直ちに剪定を始めます。徒長した枝を選定作業できることで、枝や樹自体の形を整えましょう。

注意したいのは、落葉後の剪定では太い枝は切らないという点です。小枝を整理することと、節が間延びしているような枝を切り落とすだけにしましょう。太い枝をこの時期に剪定すると、樹液がどんどん出て止まらずに枯れてしまうことがあります。冬季に全体的な剪定をしたい場合は、芽が動き出す前の2月下旬から3月上旬にずらすようにしましょう。