まだ常設は少ない

2015年に話題となった盆栽カフェ。一大ムーブメントとなりましたが、盆栽とカフェを融合させたカフェは、盆栽の中心地、香川県高松市丸亀町で1999年から不定期に開かれていたものです。東京でも恵比寿ガーデンプレイスや昭和記念公園などで出張開催されています。国内盆栽展クラスの名品を揃えて展示したりし、従来の盆栽愛好家だけでなく、外国人や若い世代にアピールしているようです。身近に盆栽の魅力に触れられる機会としています。まだ常設の盆栽カフェは、東京では数少ないと言えます。東京で話題の盆栽カフェをピックアップしてみます。

季の風

東京・三鷹にある盆栽カフェ「季の風」は、店内に並ぶ銘鉢、現代鉢や外に並ぶ盆栽を眺めながら楽しい盆栽談義できるカフェです。営業時間は、毎週金・土・日・月曜日の午前11時から午後5時までとなっています。店舗では、素材70%、完成品30%の割合の品揃えとなっています。松柏は小型で樹高7cmぐらいのもの、葉物は山もみじ、楓、クチナシを小、中サイズを中心に取り揃えています。実物は小、中サイズで、深山海棠、ズミ、ピラカンサ、豆梨が多くあります。花物は長寿梅を中心にミニサイズや、太い幹の素材を多く揃えております。カフェでは、お客様のご注文を受けてから豆を挽き、コーヒーを淹れます。また、晴れた日は、心地良い風を感じられるテラス席が用意されています。メニューにはハンドドリップコーヒー、アイスコーヒー、自家製パウンドケ
ーキセットのほか、冷茶と新島産天草で作った寒天のあんみつセット(夏期限定)があります。

しつらいの木朋

東京・大田区にある「しつらいの木朋」は、店内に展示された盆栽を見て、コーヒーわ飲みながらゆったりとくつろげるカフェです。主にミニ盆栽が展示され、清新な空間を演出しています。店内は明るく盆栽の緑がとてもきれいで、コーヒーの香りが漂っています。メニューには、手作りスイートポテト、ホットコーヒー、アイスコーヒーなどがあります。コーヒーは自家焙煎しているので、コクと香りに自信があるようです。店頭にも盆栽が並べてあるので、西蒲田を散歩しているとすぐにわかる店構えとなっています。

東急ハンズ・盆栽カフェ(期間限定2015年)

東京で盆栽カフェと言ったら、省くことができないイベントと言えます。2015年2月16日(月)から4月5日(日)まで、東急ハンズ渋谷店の7階AフロアのHINT7・ハンズカフェにおいて「盆栽カフェ」がオープンしていました。これまで、ここでは「人工衛星カフェ」「深海ラボカフェ」「恐竜カフェ」など様々な期間限定イベントを開催されていました。その第4弾イベントとして、盆栽にスポットを当てた「盆栽カフェ」になったそうです。店内には、盆栽の魅力が感じられる空間が広がり、盆栽職人の剪定デモンストレーションや学芸員によるトークショーなどが開催されました。また盆栽に関するパネル展示や盆栽の販売も行われていました。カフェのメニューとしては、盆栽のラテアート(五葉松)が描かれた抹茶ラテ、盆栽をイメージしたスペシャルスイーツとしてパフェとティラミスがありました。次回またこのようなカフェが開催されることを期待します。

今後も期待される盆栽カフェ

盆栽カフェは、盆栽の知名度や関心度をアップさせることに大いに貢献しているようですが、まだまだ、一大ムーブメントにはなっていないようです。しかし、カフェと盆栽の一体化というのは、ロハスブームにも通じるところがあり、将来的には有望株と言えます。また埼玉や香川、大阪などの盆栽が盛んな地域では、かなり顧客が呼び込める潜在力があるようです。海外では、根強い愛好者が多数いるので、今後は外国人観光客を巻き込んで国際的なイベントとして、盆栽カフェが開催される気がします。盆栽を新しく始めたり、既に盆栽に携わっている人にとっては、一度は行ってみたい場所ではないでしょうか。