頻繁に使われる盆栽用語について学びます。

盆栽の枝に関する用語

・枝芯
枝の先から後ろまでの軸を走る流れのことで、曲をつけて樹形を作るときは枝芯の走り方を見ながら作業します。
・頭
盆栽の上部のことで、樹形を見るときにも重要視します。
盆栽は古びた感じが出ているものがよいとされますが、この頭の部分が丸い形をしているものほど古木感を表すことができます。
・枝順
一の枝や二の枝、後ろ枝など役割のある枝の並んでいる順序で、幹の下から、右、左、右、左と左右交互に出るのが理想です。
・一の枝
幹の根元に一番近い枝を指し、枝の位置する場所で「左一の枝」「右一の枝」と呼ぶ場合もあります。
・枝つき
枝のつき方をいい、枝順と同じような使い方をしますが、枝がもつ様子(長さや伸び方や曲がり具合)を言い表すときに使う言葉でもあります。
・後ろ枝
幹の後ろの方へ伸びて、木に奥行きを出す役割をする枝のことを呼び、裏枝と呼ぶこともあります。
・受け枝
樹形を決める重要な枝を「利き枝」と呼び、この枝と均衡を取りながら、盆栽全体を引き締め整える役割をするのが受け枝です。
利き枝の反対側に伸びながら、バランスをとってくれる大事にしなくてはならない枝です。

盆栽作りのときに使う用語

・樹勢
盆栽木の勢いのことをいい、樹勢が強いというときは、幹や根が精力的に伸び、枝や葉の茂り方が早い状態を指します。
・玉肥
盆栽に多く使われる肥料で、油粕、骨粉、鶏糞を混ぜ合わせて、丸く固めたものです。
市販されているものは、大・中・小・極小など様々な大きさのものがあり、鉢や木の大きさに見合ったものを使用します。
・石灰硫黄合剤
盆栽の殺菌や防虫剤として昔から広く使われているもので、使用対象に合わせ薄めたものを噴霧器で散布するか、直接塗布するかして使用します。
ジンやシャリの保護に使うこともあります。
・時代
「時代がよい」「時代がついた」といった使い方をし、主に古い盆栽や、古木感が出ている盆栽のことを「時代」という言葉を使って言い表します。
盆栽の古さは、荒れた幹肌や、枝ぶり、長く使われてきたような鉢に表れ、時代がついている盆栽からは、歴史と古くから続く落ち着きを感じることができます。

盆栽の剪定のときに使用する用語

・芽当たり
追い込みの剪定や芽つみ、芽切りをしたことで出てくる芽のことを指し、芽の状態は小粒の点に見えているころです。
・輪生
枝の各節から、節を囲むように3つ以上の芽が出てくることです。
・互生
枝の節から芽が出てくる様子のうち、一つの枝から芽が一つ、左右に互い違いにつくものを指します。
・対生
枝節から出てくる芽が一つに節につき、2個向き合うようにして出てくるものをいいます。
・癒合剤
殺菌剤が含まれたペースト状の樹脂のことで、剪定で枝を切った後に、適量貼りつけ、傷口の回復を手伝うものです。
幹に傷が残りやすい桜盆栽の剪定には必要不可欠なものです。

盆栽の作り方を説明するときに使われる用語

・根水
水やりの方法の一つで、鉢の根の部分に集中して水を与えることです。根水に対して葉水という言葉があり、こちらは水を盆栽の上からかける一般的な水やり方法です。
・根伏せ
根を指し穂に使った挿し木の方法の一種で、根におもしろい曲がある部分を5~6cm切って2cmほど土の上に出して植えるやり方です。
簡単に根が伸び、曲がおもしろい苗に育つので、よく使われる挿し木方法です。