盆栽鉢は専門店へ

盆栽で重要なアイテムとなる盆栽鉢。これをどこで入手しようかと思い立つと、真っ先浮かぶのがホームセンターの盆栽コーナーではないでしょうか。ごく一般的な品揃えとなりますが、初心者として始めるには、手軽と言えます。しかし、少しでも盆栽をやり始めると、鉢の模様や形にこだわりが出てきて、いろいろと欲しくなるはずです。盆栽は、鉢も含めて楽しむものなので、良い樹には良い鉢をとなり、鉢が変わると雰囲気も変わったりします。信楽焼や常滑などから中国鉢や古鉢などを幅広く取り扱うお店となれば、やはり専門店で揃えたくなります。そこで、人気店とされる代表的な5店をピックアップしてみます。

「盆栽妙」

大阪にある「盆栽妙」は、松の盆栽、花の咲く盆栽、実のなる盆栽、紅葉を楽しむ盆栽などを扱う盆栽専門店です。盆栽関連商品も充実しており、盆栽鉢や山野草鉢から盆栽本まで、幅広く扱っています。盆栽鉢では、信楽焼、常滑焼、瀬戸焼、モダン鉢と各種あり、大きさとしては、極小サイズでこけ盆栽や豆盆栽に適した2号、少し小さめの樹に適した3号、ミニ盆栽に最適な4号、ゆったりサイズの5号、大きい樹を育てるための6号以上などバリエーションに富んでいます。

「花心盆栽」

東京にある「花心盆栽」は、入門セット、盆栽、厳選された道具などを主にセットものに販売している盆栽専門店です。盆景シリーズ、禅の心五葉松盆栽、別格もみじシリーズ、花が咲く盆栽、実がなる盆栽などがあり、いずれも根強く支持されているようです。お誕生日ギフト、結婚記念日ギフトなどもあり、ニーズを的確にとらえて販売戦略を展開しています。盆栽鉢は、女性に人気の丸みを帯びたものが多いようです。育てる楽しみに和の心が宿る「趣味を持つ盆栽」や、匠の技が活きる「本格派盆栽」が人気となっています。

「遊恵盆栽」

大阪にある「遊恵盆栽」は、盆栽はもちろんのこと、鉢から添景にいたるまで、盆栽のオンラインショップとしては世界最大級で、常時5000点以上の品揃えがある専門店です。盆栽素材としては、花物や見物の苗木が充実ており、コケや種も扱っています。盆栽鉢は、古鉢や銘鉢、リーズナブルな小鉢、現代小鉢、現代鉢などが揃っています。お買い得小鉢では、セット物、色物、土物や焼締、絵柄物から、いろいろと選ぶことができます。現代小鉢では、和雀、平安虹泉、燿山・英明など各種取り揃えています。

「いよじ園」

愛媛県にある「いよじ園」は、雑木盆栽、松柏盆栽、花物盆栽、実物盆栽、草物盆栽、盆栽鉢、培養土、盆栽道具まで扱う盆栽の専門店です。盆栽鉢としては、1300年の伝統と技術が凝縮された瀬戸焼、温かみのある胎土で個性があふれる信楽焼、釉薬使いの面白さと発色の変化が魅力の小石原焼、滑らかな土目にしっかりとした型の寅春王製、現代中国鉢のトップブランドとして知られる陽明交趾などが揃っています。また備前土焼、手頃でお値打ち感がある越前文山鉢もあります。

「盆栽青木園」

埼玉県にある「盆栽青木園」は、初心者向けの格安盆栽から、上級者向けの素材から完成品まで幅広く扱う盆栽専門店です。小品ミニ盆栽、中品盆栽、大品盆栽、展示用盆栽、1000円均一盆栽なども取り揃えています。盆栽鉢の形状から見ると、長方鉢、楕円鉢、袋式長方鉢、正方鉢、丸鉢などを主に扱っています。和鉢では、盆栽古鉢、有名作家作品、中古品の格安盆栽鉢、常滑盆栽鉢など様々扱い、中国鉢では、新々渡、新渡、中渡、古渡などを扱っています。

盆栽鉢は盆栽到達度で選ぶ

東急ハンズやホームセンターといった大手ハンドクラフト系の盆栽部門でも、最近では、かなり品揃えが充実してきてはいますが、代々盆栽を扱ってきている専門店の方が、細かい点において充実している感があります。特に盆栽鉢は、焼物として様々な趣があるので、チェーン店では、品揃えに限界があります。盆栽専門店でも手広く扱っているところや、ジャンルを絞って専門的に扱っている所などがあり、それぞれマニア向け、初心者向けの商品展開をしています。どこが良いとは言えませんが、盆栽の到達度が高くなると盆栽鉢もより洗練されたものが欲しくなるのは仕方ありません。到達度に合わせて鉢などをランクアップさせたいものです。