盆栽を独学で勉強するには、参考書選びが重要になってきます。
初心者にも理解しやすい解説が載っていて盆栽作りに役立つ本を手に入れましょう。

本を使って盆栽の育て方を学ぶ

盆栽は知識の蓄積と経験を繰り返しながら学んでいくものです。
様々な盆栽を作った経験のある人に教わるのが理想ですが、そのような機会に恵まれることは稀です。
教室に通ったりインターネットを利用したりしながら勉強していきましょう。
その場合に用意しておきたいのが参考書となる盆栽専門の本です。
盆栽に初めて触れるような人にとっては、道具の説明から盆栽用語についてまで詳しく載っているものを選ばないと、途中で学習が止まってしまうことになります。
盆栽をいじっていて少しでも疑問に思うことがあれば、すぐに調べて知識を増やしていくことが大切です。

女流盆栽家から盆栽の育て方を学ぶ本

『はじめての盆栽 つくり方&育て方』(ナツメ社のGarden Books)山田香織

読みやすく初心者にもぴったりな本として人気があります。
著者は170年以上続く盆栽園、清香園の5代目家元である山田香織氏。
彩花盆栽という新しい盆栽を考案した方です。
古くから伝わる厳格な盆栽とは少し離れた、写実的な景色を鉢の中に表現するという華やかさのある盆栽作りを特徴としています。
本はカラー写真を多用し樹種ごとの説明が分かりやすくまとめてあるもので、これから盆栽作りを始めたいと思っている人におすすめの1冊です。
内容は4つの章に分けられ、「盆栽を観る、知る、飾る」「盆栽をつくる」「盆栽の手入れ」「植物別作例と手入れ」と読み進めていくうちに、盆栽の基本知識が入るようになっています。
208ページにわたって102種類の植物別作例が載っており、樹種別年間カレンダーについては便利よく使えるという声が多くあります。

イラストで盆栽の育て方を知る本

『盆栽入門』(西東社)群境介

2002年に発売されてから初心者向けの本として根強い人気を誇っています。
著者は「月間近代盆栽」「月刊盆栽世界」などの有名な盆栽月刊誌に長く連載記事を載せている群境介氏です。
豊富なイラストと分かりやすい解説を得意とした盆栽家です。
207ページある本の内容は樹種別盆栽や盆栽の基本作業などについて写真、イラストを使って分かりやすく解説されています。
220種を超える盆栽についての説明や盆栽用語集もあるので、勉強するうえで辞書のような使い方ができます。
盆栽の種類や必要になる道具、樹形、剪定時の枝の選び方、鉢との合わせ方など初心者が心得ておきたい事柄はすべて載っています。
解説文を読みながらイラストで確認していくことでイメージは湧きやすくなり、学習しながら作業を進めるのにはぴったりの本です。

盆栽の世界を知ってから育て方を学ぶ本

『盆栽 BONSAI ジャパノロジー・コレクション』(角川ソフィア文庫)

盆栽作りの技術について載っている本ではなく、盆栽の成り立ちや歴史、観賞の仕方などの基本が多く掲載されています。
中国から伝来され室町時代にはすでの愛好されていた盆栽の歴史や、芸術品である盆栽の鑑賞の方法について写真を多く使いながら解説されています。
何百年もの樹齢をもち深く愛され続けている名品も写真で見ることができ、アート作品集のような1冊です。
章は「松柏の間」「雑木の間」「樹形の間」「愛好家の間」「盆器の間」「飾り方の間」と6つに分けられ、総ページ数190の読み応えのあるものになっています。