小さい苗から育てている桜盆栽は毎年大きく変化します。
年ごとの変わっていく様子についてと生長に合わせた管理方法について学びます。

桜盆栽は何年で花が咲く?何年生きる?

桜は芽を出してから花を咲かせるようになるまで3年程度かかります。
市場に出回っている苗は接ぎ木をしてから2~3年経過しているものが多いので、うまくすれば買った年から花を見ることも可能です。

寿命については品種、固体によっても大きく異なってくるので、一概にはいえませんが長くて数十年の寿命です。
松柏類の盆栽は寿命が長く樹齢が400年を超えるようなものもありますが、花ものの盆栽はそれよりも短いことが多いです。
地植えにされた原種に近い木は何百年と生きるものもあるようですが、ソメイヨシノの平均寿命はおよそ60年から70年とされています。
盆栽は地面に植えられたものよりも、制限を受けて育つものなのでそれよりも短いでしょう。

開花まで何年かかる?1~2年目の桜盆栽について

・1年目
2月下旬から3月上旬に高さ25cmほど、幹の直径が1cm以上ある素直に幹や枝を伸ばした苗を探します。
根の土を落とし、下に真っ直ぐに伸びる根を短く切り、細かい根も1/3程度まで整理します。
素焼きの5号鉢に基本配合の土と一緒に植えつけ、たっぷり水をやった後は1週間半日陰で管理します。
3月になるとつぼみが膨らむのを確認できますが、木の生長を優先するため芽は取り払います。
毎月2個ずつ玉肥を与え、それを9月下旬まで続けます。(ただし梅雨時期と盛夏は避ける)
肥培の結果、木は大きく生長するので、11月に伸びすぎた枝を3節残して切り、12月の頭にはムロや部屋に入れます。
・2年目
3月の初旬に外に出して、つぼみを見つけたらこの年も切ってしまいます。
肥培に力を入れるため、月に2個の玉肥を雨の多い時期以外忘れないように実施します。
6月に入ったら模様木に仕立てるために幹と枝に針金をかけます。
11月上旬に前年度と同じように伸びすぎた枝を剪定し、ほかに樹勢を崩すような枝が育っていたらそれも切っておきます。

開花まで何年かかる?3年目以降の桜盆栽について

・3年目
3年目を迎えたら、いよいよ観賞鉢に植え替えてもよい時期になります。
ムロや部屋の中で盆栽の大きさにあった鉢を用意して植えつけの準備をしましょう。
素焼き鉢から抜いた木の根から土を2/3くらい落として、下へ1本伸びる直根と、無駄に伸びてしまった走り根をなるべく短く切ります。
細い根も1/2くらいまで減らした後、盆栽用に配合した土に植えつけます。
植え終わったら鉢底から水が抜けて出てくるまで灌水して、4月までムロや室内で管理を続けます。
4月上旬ごろ盆栽の様子を見ると、つぼみが大きく膨らみ開花に近づいていることを確認できるはずです。
やがて花が咲いてくるので花がらを小まめにとりながら、花の鑑賞を楽しみましょう。

・その後の管理
その後は3年目と同じ管理方法でいいでしょう。
春先にアブラムシの被害に遭いやすいことと大きい葉のため夏に水を切らしやすいことを注意して世話をします。
また根の生長が早いので、2~3年に1度のペースで植え替えをしましょう。
根を思い切り整理した後は、新しい土に植えて木を伸び伸びと育てていくことが肝心です。
このようにして長く丁寧に育てていくと幹肌にいい味わいが生まれ、古木感が出たいい盆栽になっていくでしょう。