ミニ盆栽より小さい!?豆盆栽とは?

室内でインテリアとしても楽しめることから、多くの人に親しまれているミニ盆栽。実は盆栽の世界には、これより小さな盆栽があることをご存知でしょうか。ミニ盆栽より小さな盆栽を「豆鉢」あるいは、「豆盆栽」といいます。豆盆栽とは、4~5センチほどの手のひらにのるサイズの盆栽鉢を使った盆栽のことです。
ミニ盆栽とは違った豆盆栽の魅力
豆盆栽はその大きさから、1種類の植物しか植えられません。しかし、これがミニ盆栽のような寄せ植えは難しいという盆栽初心者にも支持されています。ひとつの盆栽鉢の中で複数の植物を組み合わせることは難しくても、ミニ盆栽をたくさん用意して室内に飾れば、同じように華やかな空間を演出することができます。

豆盆栽を育て方の注意点

手軽に始められそうな豆盆栽ですが、小さな盆栽鉢という性質上、土が乾きやすいというデリケートな面を持っています。そのため、通常の盆栽よりも水やりの頻度は高く、原則として朝・日中・夕方の1日3回あげるようにしましょう。また目が粗いジョウロを使うと土が掘り返されて根が出てしまうので、できるだけ目が細かいものを使用してください。

飾る場所によっては土の乾くスピードがより速くなります。室温が高い場所はもちろんのこと、風の当たる場所も土が乾きやすいので、こまめに土の状態をチェックしてください。

また豆盆栽も通常の盆栽と同じように陽だまりや風を浴びるのが大好きです。ずっと室内に置いておかず、3日に1回程度は外に出してあげましょう。

豆盆栽で育てられる植物の一例

豆盆栽は株を小さく仕立てれば、いろんな植物で楽しむことができます。ここでは代表的なものをご紹介しましょう。
五葉松で楽しむ豆盆栽
盆栽の代表ともいえる五葉松。大きくて風格ある姿が特徴的ですが、豆盆栽としても仕立てることができます。育て方のポイントは5センチ程度の株に仕立てること。そして日当たりと風通しの良い場所に置くようにしましょう。比較的姿が乱れないので、育てやすいですが、水のやりすぎによる過湿には注意してください。
ヘビイチゴで楽しむ豆盆栽
通常サイズの盆栽ではあまり登場することのないヘビイチゴ。黄色い花と小さな赤い実がとても可愛らしい植物です。事実上は雑草のため、庭に植えると強い繁殖力を発揮してほかの植物に影響を与えてしまうことから、豆盆栽でつつましく楽しむのが最も適していると言えます。ヘビイチゴは日陰にも乾燥にも強いので、とくに注意することはありません。ひとつ気を付けたいのが、受け皿の水はこまめに捨てて根腐りを防ぐことでしょう。
ツクシカラマツで楽しむ豆盆栽
ツクシカラマツは、カラマツソウの一種です。小さな体でありながら、とても丈夫なため、豆盆栽にとても適しています。自由に茎が伸びる姿を楽しみましょう。普段の手入れでは、開花時期に水切れを起こさないよう、こまめに土の状態をチェックしてください。また、葉が多く茂ってきた場合は適度に剪定をしてあげましょう。風通しが良くなるので、美しい姿を長く保ち続けることができます。

室内で楽しむ豆盆栽の盆栽鉢はどこで買える?

豆盆栽用の盆栽鉢は、盆栽専門店や盆栽を扱うオンラインショップで購入することができます。このほか、コーヒーカップや湯呑といった小さな食器を使って豆盆栽を楽しむこともできます。器の内側に釉薬が塗られていないものが、通気性が良いのでおすすめです。茶こしに株を植えて、これらの食器にはめ込むと簡単に豆盆栽ができますよ。