盆栽の聖地・大宮盆栽村が世界盆栽大会の開催地に

大宮盆栽村といえば、大正時代から盆栽の職人が多く集まり、名品盆栽をつくりだす盆栽園が集まっているエリアとして有名です。若い人や外国人観光客にも人気となっている今、大宮盆栽村は「盆栽の聖地」と呼ばれています。

そんな大宮盆栽村が「第8回・世界盆栽大会」の開催地として選ばれ、話題となっています。なかなかインパクトのあるイベント名ですが、世界盆栽大会とはどんな大会なのでしょうか?ここでは世界盆栽大会の概要や、大宮盆栽村で開催されるときの見どころについてご紹介していきます。

世界盆栽大会とは?

世界盆栽大会とは、1989年から始まった、4年に1度行われる盆栽愛好家のための大イベントです。イベント名の通り、大会中はプロ・アマ問わず、世界中の盆栽愛好家が開催地に集まります。盆栽といえば日本の文化というイメージなので、開催地は日本が中心かと思えば、これまでの大会は世界各国で開催されています。

第1回:1989年・日本/大宮
第2回:1993年・アメリカ/オーランド
第3回:1997年・韓国/ソウル
第4回:2001年・ドイツ/ミュンヘン
第5回:2005年・アメリカ/ワシントンD.C.
第6回:2009年・プエルトリコ/サンフアン
第7回:2013年・中国/ジンタン

ちなみに第1回の大宮大会はソニックシティで開催されたので、本場・盆栽村での開催は第8回が初となります。

世界盆栽大会では何が行われるの?

世界盆栽大会では、盆栽文化の普及につながる、技術向上のための交流会やワークショップが行われます。このほか国内外さまざまな盆栽作家による株立ちのデモンストレーションなどが間近で見られます。例年4日間にわたって実施される充実のラインナップです。

第8回・大宮盆栽村で開催される世界盆栽大会の見どころ

第8回・大宮盆栽村で開催される世界盆栽大会も例年通り4日間にわたって開催されます。初日には開会式や歓迎レセプションなどが行われます。2日目からは「日本の盆栽水石至宝展」が開催されます。300席以上の盆栽や皐月水石の名品が展示されるほか、盆栽の歴史や文化を学べる映像も放映される予定です。さらには皇居の盆栽展示も予定されています。こちらは最終日まで続きます。

3日目はデモンストレーションが数多く見られます。国内外の作家によるデモンストレーションで、盆栽の仕立てについて学びましょう。また、同時に日本文化を学べる教室も開講されます。そして最終日には、デモンストレーション、体験教室に加えてグランドフィナーレが見られます。最後の盛り上がりをしっかり目に焼き付けておきましょう。

第8回・世界盆栽大会の開催概要

【日程】
2017年4月27日(木)~4月30日(日)
【会場】
大宮盆栽村、大宮盆栽美術館、武蔵一宮氷川神社、さいたまスーパーアリーナ
大宮ソニックシティ・パレスホテル大宮
【大会スローガン】
盆栽、~次の100年へ~

【日本の盆栽水石至宝展】
日時:4月28日(金)~30日(日)
会場:さいたまスーパーアリーナ

第8回・世界盆栽大会は、大宮盆栽村だけでなくさいたま市の主要エリア全体を使って大々的に実施されます。4日間にわたって実施されるので、早めに宿泊予約をするのがおすすめです。詳細は公式ホームページをご確認ください。

滋賀県長浜市では5月の終わりから6月の初めにかけて「長浜さつき盆栽展」が、明治時代に建築された慶雲館で開催されます。

さつき盆栽愛好家による「長浜さつき盆栽展」

長浜さつき盆栽展」は盆栽展としての歴史は浅いですが、地元のさつき盆栽愛好家や近隣の人達が多数訪れるさつきの盆栽展です。

この長浜さつき盆栽展は、地元の湖北さつき盆栽会と公益社団法人長浜観光協会の2つの団体によって開催されるさつきの盆栽展です。湖北さつき盆栽会の会員が手塩にかけて毎日育てたているさつき盆栽の中からこのさつき盆栽展の開催期間中に花を咲かせる約70作品のさつき盆栽が慶雲館の展示会場に展示されます。

このさつき盆栽展に出展されている地元のさつき盆栽愛好家の作品は、花色、大きさ、樹形、枝ぶりなど一鉢ひとはち全て異なるので、この盆栽展の開催期間中は、色々な花や樹形に仕立てられたさつき盆栽を観賞することができます。また、このさつき盆栽展には、内閣総理大臣賞を受賞した見応えのあるさつき盆栽も展示されます。

さつきの盆栽は花の種類も豊富なので、花の種類も数千以上あるとも言われています。さつきの花は、優しい色合いの品種が多いので花もの盆栽の代表として、多くの盆栽愛好家に育てられている盆樹です。また、さつきは、5月下旬から6月上旬にかけて花が咲きます。さつきと良く間違えられるつつじは、4月から5月中旬に花が咲きます。さつきの原種は、野生のさつきの品種を改良してつくられた日本原産の植物なので、育てやすい盆栽の樹種です。

また、花もの盆栽の中で不動の人気があるさつき盆栽は、幹が早く太くなり樹形の風格も早く出てきてくるので、盆栽愛好家に人気のある樹種です。また、さつき盆栽は、間違って枝などを切り詰めてしまっても芽吹きやすく、細かい枝等もでやすいので育てやすいことも人気のある理由です。

長浜さつき盆栽展の開催期間中は、展示会場内にさつき盆栽の販売コーナーも設けられています。さつきの盆栽は人気がある樹種なので日本各地で開催されますが、長浜さつき盆栽展も人気のあるさつきの盆栽展の一つです。

さつき盆栽展の開催地と会場となる慶雲館

この「長浜さつき盆栽展」が開催される長浜市は、滋賀県の北東部に位置しています。この地域は、琵琶湖の北部に位置しているので「湖北地方」とも呼ばれています。長浜市は、羽柴秀吉による長浜城の城下町として琵琶湖の北部である湖北地方の中心地として栄えてきましたが、長浜城廃城後は、琵琶湖水運の拠点地の一つとして発展してきた地域です。

また、この長浜さつき盆栽展が開催される会場となる「慶雲館」は、明治時代に建築された建物です。長浜皐月盆栽展は、慶雲館内部にある広い和風のお座敷広間を使って盆栽展が開催されます。そのためこの広間に沢山のさつき盆栽の銘品が並ぶ光景は、素晴らしいです。

また、長浜の迎賓館として建築されてから慶雲館は、建築されてから百数十年以上経っています。2000坪近くある慶雲館の広大な敷地の中には、大きな赤松や大きな石が置かれている池泉回遊式庭園があるので、大広間に展示されているさつき盆栽と一緒に観賞することができます。

この長浜さつき盆栽展は、会場となる130年前に建築された明治の風情が漂っている慶雲館の雰囲気と地元のさつき盆栽愛好家が丹精込めて育てたさつき盆栽の作品が見事に調和したさつきの盆栽展です。