もみじの特徴

秋の燃えるような姿や、新緑の時期の青々とした葉、白い幹肌を楽しめる冬樹と一年を通して見どころ満載の木です。
カエデ科の落葉高木に分類され、葉の切れ込みが5つ以上のものをモミジ、それ以外のものはカエデと呼ばれています。
様々な品種のうち、八つ房性のキヨヒメモミジ、新芽から赤い葉を出すデジョウジョウ、葉が小さいイロハモミジの人気が高いです。

もみじ盆栽の苗の選び方

盆栽素材の見立てとして重要とされているのは葉の性質です。
盆栽は小さく作ることを目的としているので、葉が小さいものがよいのです。
節と節の間が狭い細い小枝に、小さい葉がついているものを選ぶようにしましょう。
簡単に種から育てることもできるので、実生に挑戦してみるのも面白いです。
その場合は種の親の木の、葉性をよく見ると木の将来を想像しやすくできます。

盆栽作りで用意するもの

○道具

・盆栽バサミ

・ピンセット(芽を摘むのにも使用)

・土入れ(大小揃えると便利)

・股枝切り

・盆栽の小型のクマで

・フルイ(大きさの違う目のもの2つ)

○用具

・水が柔らかく出るハス口のジョウロ

・アルミ製の針金(直径1~2mm)

・鉢底に敷くネット

・鉢(5号サイズで素焼き鉢などの仕立て用鉢)

もみじ盆栽に合う鉢

新緑のころの瑞々しい緑、紅葉時の赤、冬の白く気高い幹と一年を通して様々な彩りを変えるので、それを引き立てるような地味な色合いのものが合います。
釉薬をのせず焼き締めた朱泥鉢や烏泥色の鉢、白くもったりとした釉薬がかかったものもおすすめです。
おおらかな盆栽が多いモミジは長方形や、楕円などの薄めの鉢は安定した様子になるので好まれます。

もみじの盆栽用土の作り方

もみじ盆栽の土の配合
赤玉土を7に、川砂を3にして混ぜたものが適しています。
樹の様子を見ながら赤玉土を6に減らし、腐葉土を1の割合に調整しましょう。
鉢の底に敷く赤玉の大粒のゴロも用意します。

もみじ盆栽の作り方と仕立て方

根元から幹をつたい枝先まで、やわらかで流れるような姿がもみじの魅力です。
風にそよぐような感じをあらわす模様木への仕立て方を説明します。

① 苗木の土を落とし、根を優しくほどきます。

② 下へ伸びる太い直根があると鉢へ植えけられません。
ですので、短く切りちぢめ整理します。

③ 細い根が巻くほどに伸びていたら、1/3程度整理します。
細い根は木の生長にはなくてはならないものです。
整理した後は、乾燥させたり傷つけたりしないよう注意します。

④ 針金をかけていきます。
もみじの幹は傷がつきやすく、一度ついてしまった傷は完全には戻りません。
木が若いと簡単に曲げを作ることができるので、幹が柔らかいうちから針金を巻くことが重要です。
幹にアルミ線を巻き、2~3度曲げます。枝も風になびく様子をイメージしながら何度か曲げ、枝先を少し上げ   気味にするといいです。

⑤ 用意した仕立て用の鉢にまず鉢底用のネットを置き、その上に赤玉土のゴロと少量の用土の順番で入れます。

⑥ 根の整理が終わった苗の根元を持ち、鉢に入れます。

⑦ 根をしっかりと広げ、用土を入れて上から押さえつけます。

⑧ 根のすき間にも土が入りこむことが重要なので、丁寧におこないましょう。

⑨ 植え終わったら水やりをしますが、鉢底から水があふれるくらいにたっぷりとやります。

⑩ その後は針金が幹に食い込まないように時々様子を見て、必要なら巻き直しながらを育てていきます。
そのときは、ハサミで幹を傷をつけないように注意しましょう。