もみじ盆栽は日頃のお手入れが大事

庭木からミニ盆栽まで、幅広く楽しめる、もみじ。紅葉シーズンを中心に、四季折々の美しさを見せてくれるので、盆栽愛好家に大人気の樹種です。しかし美しい姿を保とうと思ったら、常日頃のお手入れが大切です。ここでは代表的なお手入れである葉刈りと剪定について解説します。

もみじ盆栽の剪定時期はいつごろ?

もみじ盆栽の剪定時期は年2回あります。ひとつは新芽の動きが落ち着く5~6月ごろ、もうひとつは落葉して休眠期に入る12月ごろです。もみじ盆栽の剪定は、どちらの時期を選ぶかによって目的が異なります。

5~6月ごろに行うもみじ盆栽の剪定について

5~6月ごろ(生長期)に行うもみじ盆栽の剪定は、枝数を増やすことを主な目的としています。また、一緒に葉刈りをすることで、より美しく仕立てることができるのでおすすめです。
剪定の方法
基本的には複数に分かれている枝先を2股になるように、枝を1節残して目の上で切り落とします。このほか枝先近くで2つの芽が並んで出ている場合は、どちらかひとつを切り落としてください。2つ以上の芽が出ている場合は、2芽を残して好ましくない部分を切り落とします。
葉刈りの方法
葉刈りは、もみじの葉の大きさを一定にそろえるために行うお手入れです。さらに節と節の間隔を狭くすることで小枝を増やすことができます。そのため枝数を増やしたい時期の剪定と一緒に行うのがおすすめなのです。葉刈りをする際には、大きさの不揃いな葉を思い切ってすべて刈り取ってしまいます。そうすることで2番芽が出てきます。

休眠期に行うもみじ盆栽の剪定について

休眠期に行うもみじ盆栽の剪定は、徒長した枝を切り落とすことで、樹形を整えるために行います。ただし寒さが厳しい時期にふと枝を切ってしまうと枝枯れの原因となるので、剪定する枝や時期には十分注意してください。落葉が完全に終わる前に葉刈りをして、剪定することも可能です。しかし、気候によっては自然落葉を待ち、翌年の2月下旬~3月の芽出し前に行う方が良いでしょう。今年伸びた枝のうちどこを残すかじっくり選ぶのが、もみじ盆栽の剪定の醍醐味です。来年の樹形をイメージしながらじっくり楽しみましょう。

完成樹となったもみじ盆栽の剪定について

今の樹形を維持するための完成樹のもみじ盆栽の剪定は、間引き剪定や切り戻し選定といった、込み合った枝をなくすためのバランス重視の剪定となります。もみじは成長が早いので、一緒に芽摘みも行うとよいでしょう。芽摘みをすれば、より細やかな枝づくりをすることができます。

逆にここで芽摘みのタイミングを逃してしまうと、節目が長くなってしまい、全体のバランスを崩すほか、枝自体がゴツゴツとした印象になってしまいます。時期の目安としては、枝の伸びが落ち着く夏季までが良いとされています。2~3回かけて丁寧に手入れしてあげましょう。もみじの芽摘みは芽の真ん中にある新芽を摘み取るというとても繊細な作業なので、ピンセットを使うとよいでしょう。

また、もみじ盆栽は日光が当たる場所や通気性の良い場所が大好きです。完成樹の剪定をするときは、風通しが良く、適度に日当たりが良い場所を選んで行いましょう。