アジア地域で開催される「アジア太平洋水石大会」は、アジア各国で開催されている盆栽水石大会です。第一会大会が1991年にインドネシアのバリ島で開催され、それ以来2年に1回にアジア各国で開催されています。

四国の高松でも開催された「アジア太平洋水石大会」

「アジア太平洋水石大会」は、四国の香川県高松市でも開催されたことがある盆栽水石大会でです。また、この盆栽水石大会は盆栽と水石の展示と実演が行われ、アジア地域のみならず世界においても最大の国際盆栽水石大会です。

アジア各国で開催されている盆栽水石大会ですが、アジアの国々だけでなく、ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアなど40数か国から盆栽と水石の愛好家がこの大会に参加しています。また、この大会には、アジアの盆栽や水石の愛好家の作品も一同に展示される大会なので、珍しい大会です。

アジア太平洋水石大会で展示される水石

このアジア太平洋水石大会に展示される水石は、厳しい自然の水の流れによって自然の風景が想像できる水石です。また、展示されている「水石」(すいせき)は、自然の厳しさによって形作られた自然の石を水石専用の水盤に砂を入れて配置をしたり、台座に載せたりして観賞されます。

このように展示されている石が「水石」と呼ばれる理由は、水盤に配置されている石に水をかけたりすると色が変わり、一層美しく見えることが背景にあるからです。また、日本古来の武家社会や公家社会で開催されたお茶席の床の間に飾る置物として、水石が使われたと伝えられています。このお茶席の床の間には、「山水景石」が省略されたものが飾られたとも言われています。また、水石の歴史は古く、中国の南宋に時代に愛石愛好家の間で始まった文化です。

水石の種類には、石から山水景の風景がイメージできる遠山石、山形石、岩潟鳥形石、滝石などがあります。また、日本各地には、自然によって作られた珍しい石の産地も多数あります。日本で人気のある水石は、比較的石質が硬くて黒色をしているものです。このような種類の石は、最高級の水石として高価格な値段で取り扱われています。

「アジア太平洋水石大会」のように水石が展示される大会を楽しむための観賞方法は、水石が持っている「水石美」の三大要素である水石の「型、色、質」を日頃から理解しておくことです。日頃から盆栽展などに足を運んでいる盆栽愛好家は、石の美しさについて理解しやすいです。しかし、全く石と関係のない生活を送っている人にとって石の美しさを理解することは難しく、一般的な石の三大要素である「硬い、無表情、冷たい」などの方が理解しやすいのではないでしょうか。また、石に美しさがあること自体、理解できない人も多いです。

しかし、このような盆栽水石大会を楽しむためには、日頃から名石と呼ばれている水石を数多く観賞することがポインントです。「アジア太平洋水石大会」のように水石が展示される大会では、水石と盆栽はお互いの美しさを引き立たせる役割を果たしていることが感じられます。

トップレベルるの技術を誇る水石と盆栽が一堂に展示される「アジア太平洋水石大会」のような盆栽水石大会は、日本国内でも珍しいです。そのため再び「アジア太平洋水石大会」が日本で開催されることが期待されます。