滋賀県の長浜市で開催される最大級の盆梅展は、「長浜盆梅展」です。この盆栽展は、長浜市内にある慶雲館で開催され、日本で開催される梅の盆栽展の中でも最大級の「盆梅展」です。

いつでも開花した盆梅を楽しむことができる「長浜盆梅展」

長浜盆梅展の会場となっている慶雲館では、館内にある大広間に約90鉢の盆梅が展示されます。この盆梅展の開催期間中は、数百鉢ある盆梅の中から約90鉢の開花している盆梅が常に展示されるので、いつこの盆梅展を訪れても美しい盆梅と花を一緒に楽しむことができます。そのため全国の梅の盆栽愛好家も多くこの長浜盆梅展に訪れ、梅の花や樹木の観賞を楽しみながら一足早い春の訪れを満喫しています。

長浜盆梅展に出展されている梅の盆栽は、「盆梅」と呼ばれています。この「盆梅」と漢字で書いて「ぼんばい」と読みます。「盆梅」は、鉢植えにされた梅の盆栽を指します。長浜盆梅展に出展される梅の盆栽作品には、樹高が3メートルぐらいある巨木の梅の盆栽や樹齢が400年以上も経っている古木の梅の盆栽作品があります。

通常2月に入るとこの盆梅展の開催時間は20時まで延長されるので、盆梅の観賞も長く楽しむことができます。また、慶雲館内にある回遊式庭園もこの盆梅展の開催期間中はライトアップされるので、盆梅と庭園も一緒に楽しむことができます。

地元の新春行事になっている最大規模の盆梅展

梅の盆栽展の中でも最大規模を誇る長浜盆梅展は、新春早々に開催されるので、盆梅展会場のある長浜市周辺及び滋賀県湖北地方や関西地方の新春の行事の一つとして人々に親しまれています。また、全国各地で開催されている盆梅展の中で歴史も古く、規模も最大級の盆梅展です。

また、長浜盆梅展は開催期間が長く、1月の初めから3月の初め頃までの約2か月に渡って開催されます。最初にこの盆梅展が開催されたのは1952年(昭和27年)なので、半世紀以上に渡って開催されている盆梅展です。この盆梅展が開催されるようになった原点は、現在の長浜市高山町(旧・浅井町高山)に在住していた高山七蔵氏が所有していた40鉢の盆梅を長浜市民に観賞してもらうために長浜市に寄贈したことが、この盆梅展開催の原点となっています。

この盆梅展の会場となる「慶雲館」は、春になると「長浜さつき盆栽展」も同じ会場で開催されます。「慶雲館」は、明治天皇の京都行幸の行在所として、現地の富豪である浅見又蔵によって明治20年に建築された歴史ある建物です。この慶雲館の名前は、初代内閣総理大臣の伊藤博文によって名前が命名されたと伝えられています。また、慶雲館が建築されてから25周年の記念として、京都の庭師である7代目小川治兵衛によって回遊式庭園が造られました。この庭園を造った7代目小川治兵衛は、平安神宮の神苑などを多くの名園作ったので、近代日本庭園の先覚者と呼ばれていた庭師です。そのためこの庭園は国の名勝に指定されているので、長浜の盆梅展を訪れた人々の多くは、この庭園にも足を運んでいます。

長浜盆梅展の会場となる「慶雲館」までのアクセスは、JR西日本琵琶湖線(北陸本線)の長浜駅西口から歩いて3分位です。また、この盆梅展の開催期間中は、琵琶湖内にある大津港から長浜港まで琵琶湖汽船の「冬のびわこ縦走 雪見船」が運行しているので長浜盆梅展を訪れる際は、琵琶湖の遊覧も併せて楽しむことができます。

約2か月に渡って開催される滋賀県長浜市の「長浜盆梅展」は、日本で最大級の梅の盆栽展です。この盆梅展に足を運んで、一足早い春を楽しんでみませんか。