日本最南端にある沖縄県の盆栽愛好家が集まる盆栽展は「全沖縄盆栽展」です。この盆栽展は、毎年5月の中頃に沖縄県内の盆栽愛好家によって開催される盆栽展です。

うるま市で開催される「全沖縄盆栽展」

「全沖縄盆栽展」は沖縄のうるま市で開催される盆栽展です。この盆栽展は、日本盆栽協会沖縄支部と八重山支部、そして地元の沖縄タイムス社の主催によって毎年5月の中旬頃にうるま市内にある石川屋内運動場で開催されます。

この盆栽展には、日本盆栽協会の沖縄支部と八重山支部の会員や地元の盆栽愛好家が日頃から丹精込めて育てている約80点の盆栽作品が展示されます。この盆栽展には、多くの樹種の盆栽作品が展示されているので、多くの樹種の作品を楽しむことが出来ます。また、この盆栽展は入場料が無料なので、地元の盆栽愛好家や盆栽ファンも多く来場しています。この盆栽展の会場内には、日本盆栽協会会員が育てた盆栽も販売されています。

この盆栽展に出展されている盆栽作品の中には、沖縄の県木である「琉球松」の盆栽もあります。この琉球松は、黒松より赤松に良く似ています。また、葉は二葉で細長く柔らかいです。沖縄県が産地の琉球松の盆栽は、樹齢が200年から300年位ものもあります。この盆栽展には、琉球松以外にも地元の素材を使って仕立てた、ハマシタン、ガジュマル、ハリツルマサキ、ブーゲンビリア、ハマヒサカキなど盆栽作品も多数出展されています。

この盆栽展に出展された盆栽作品には作品審査があります。この盆栽展に出展された中で優れた作品には「金賞」、「銀賞」、「銅賞」、「奨励賞」などが贈られます。また、この盆栽展では、来場者の投票によって「大衆賞」の作品が選ばれます。入賞作品が決まった後は、それぞれの作品の講評会が開催され、入賞作品についての解説も行われます。さらに基本的な盆栽の作り方について学ぶことができる盆栽の講習会も開始されます。

一方、12月に開催される「うるま市産業まつり」の開催期間中には、冬の部としての「全沖縄盆栽展」がこのまつりの会場内で再度開催されます。

「全沖縄盆栽展」が開催されるうるま市石川屋内運動場は、うるま市役所の近くにあります。この運動場は、沖縄本島中部の東海岸に位置し、県庁所在地である那覇市から北東に25キロのところにあるので、盆栽展の会場までの交通アクセスも良いです。

「全沖縄盆栽展」を支える地元の日本盆栽協会沖縄県支部と八重山支部

「全沖縄盆栽展」の開催を支える地元の日本盆栽協会沖縄県支部と八重山支部は、日頃から盆栽の技術向上のために県外に出向き、そこで習得した技術を会員で共有をしているので、会員の盆栽技術のレベルは高いです。また、日本盆栽協会の沖縄支部の各地区の同好会は、県外から講師を招いて技術講習会などの勉強会を開催しています。この日本盆栽協会沖縄支部や八重山支部会員、そして各同好会の会員の中には、一人で数千点にも及ぶ盆栽作品を所有している会員も多いです。

日本盆栽協会八重山支部は、沖縄県石垣市にあります。沖縄県支部と八重山支部のある地域は盆栽愛好家も多く、国内の大きな盆栽展に入賞した作品を育てている愛好家も多い地域です。また、地元の八重山では毎年10月になると「八重山盆栽展」が日本盆栽協会八重山支部と八重山毎日新聞共催により開催されます。この盆栽展の開催期間中は、多くの八重山地域の盆栽愛好家や盆栽ファン、そして一般の市民の多くがこの盆栽展に来場しています。

また、「全沖縄盆栽展」が開催されるうるま市も盆栽愛好家の技術向上のための講習会などを積極的に開催している地域です。このうるま市内には盆栽園が多く、勝連、与那、赤野地区にも盆栽愛好会があります。そのため盆栽園と盆栽愛好家の多いこの地区では、盆栽に対する関心度も高いです。

地元の盆栽愛好家団体によって開催される「全沖縄盆栽展」は、地元の素材で仕立てられたすばらしい盆栽が沢山出展される盆栽展です。