東京にある人気の盆栽美術館・春花園

今や世代を問わず、国内外にファンが多い盆栽。東京では「春花園BONSAI美術館」が盆栽愛好家の間で人気となっています。

春花園BONSAI美術館は、盆栽作家・小林國雄先生による盆栽を楽しむための美術館です。ここでは小林國雄の指導を直接受けられる盆栽教室も開催しています。生徒さんの中には展示会に出展することを目標した方も通っているほど、本格的な盆栽教室として大人気です。

春花園で盆栽教室を開催する小林國雄先生について

小林國雄先生は、海外にも「BONSAI」の素晴らしさを広めたことで知られる、日本を代表する盆栽作家です。30年以上ものキャリアを持ち、その中で「日本盆栽作風展」で内閣総理大臣賞や文部大臣賞、そのほか「皐樹展」の皐樹展大賞や日本文化振興会による「国際芸術文化賞」など、数々の賞を受賞しています。

小林國雄先生による名品盆栽はメディアで取り上げられることも多く、お正月番組として人気のテレビ朝日系「芸能人格付けチェック」で登場した1億円の盆栽も話題を集めました。

また、自身の作品だけではなく後世に盆栽の素晴らしさを伝えるための弟子育成にも力を入れており、「国風展」では200人以上の国風展入選者を育てています。海外に盆栽を広めたこともあり、海外から弟子に入門したという人も多くみられるようです。

春花園の盆栽教室の概要

春花園の盆栽教室は、毎週日曜日に開催されます。毎週小林國雄先生がいらっしゃり、個別で指導してくれるというのですから、盆栽愛好家には貴重な時間を過ごせること間違いなしです。

盆栽教室の授業内容は、個人の希望や技量によって異なります。すでにお手持ちの盆栽を持参して手入れ方法や、難しい作業などを相談することも可能です。もちろん初心者も大歓迎で、教室にはハサミをはじめとした道具や、用土、針金などが準備されています。仕立てたい盆栽だけ持参してください。10:00~17:00の間であれば好きな時間帯に授業が受けられるというのも嬉しいですね。中には長年教室に通い、最終的には展示会への出展を目標としている人もみられます。

春花園の盆栽教室の申し込み方法

春花園の盆栽教室を申し込む場合は、春花園へ行きましょう。費用は以下の通りです。(すべて税込み価格)

■初年度
入会金:10,000円
年会費:20,000円

■1日体験
1回3,000円

■2年目以降
年会費:20,000円

事前に電話やメールで詳細をお問い合わせできます。
TEL:03-36708622
E-mail:info@kunio-kobayashi.com

春花園BONSAI美術館も見どころ満載

2002年のオープン以来、大人気となっている春花園BONSAI美術館。荘厳な日本家屋にはところ狭しと名品盆栽や盆栽鉢が並んでいます。360度、どこを見渡しても美しい盆栽。なかには樹齢100年以上もの歴史的価値の高い盆栽もあります。まさに、愛好家にはたまらない空間です。また、園内では盆栽職人による作業を間近で見ることもできますよ。盆栽教室と一緒にこちらも足を運んでみてはいかがでしょうか。

【施設情報】
住所:東京都江戸川区新堀1-29-16
開館時間:10:00~17:00
休館日:月曜日(祝祭日の場合は開館)
入館料:800円(お茶付き)/ 学生の場合は600円となります

さいたま市の人気観光エリア・盆栽村

かつては東京の千駄木周辺に住んでいた盆栽職人たちが、関東大震災を機に移動してきたことで誕生したという、さいたま市の盆栽村。観光スポットとしても人気の大宮盆栽美術館を中心に、メディアでも取り上げられている盆栽園も集まっています。そのため今では盆栽愛好家だけでなく、国内外多くの人が訪れる人気観光エリアとなっています。

そんな盆栽村では美味しいランチが食べられるお店も年々増えてきています。ここでは特におすすめのお店をピックアップしてご紹介します。

盆栽村のランチ蕎麦あざみ

ボリューム満点のお得な限定ランチが人気のお店。二八の手打ちそばが食べられます。隠れ家のような落ち着いた雰囲気と、スタッフの温かな接客も人気となっています。

店舗情報
住所:埼玉県さいたま市大宮区寿能町1-25-1 前場ビル 1F
TEL:048-645-5321
アクセス:東武アーバンパークライン「大宮公園」駅より徒歩1分

ランチ営業時間:11:30~14:30
定休日:火曜・水曜
詳細は公式ホームページをご確認ください。

盆栽村のランチ盆栽レストラン大宮

大宮盆栽美術館の斜め前にあるお店です。宮城県産ひとめぼれを使った御膳や、季節の旬を使った期間限定メニューなどを食べることができます。一部は仕切りに夜個室になっているのでプライベート空間でのランチが楽しめることも。お土産の盆栽最中も人気です。

店舗情報
住所:埼玉県さいたま市北区土呂町2-6-8飯沼ビル1階
TEL:048-627-6095
アクセス:JR宇都宮線「土呂駅」下車東口より徒歩5分

営業時間:11:00~17:00
定休日:木曜日
詳細は公式ホームページをご確認ください。

盆栽村のランチ福丸珈琲

盆栽村の雰囲気にぴったりの古民家を再利用したアットホームなカフェです。ジャズが流れる店内でゆったりとランチを楽しめます。ランチでは店内手作りのベーグルと有機野菜のサラダボールのヘルシーメニューや、子供に人気の煮込みハンバーグ、専門店のような高クオリティのバターチキンカレーなどが食べられます。

店舗情報
住所:埼玉県さいたま市北区盆栽町91-2
TEL:048-628-8652
アクセス:東武アーバンパークライン「大宮公園」駅より徒歩1分

営業時間:11:00~18:00
定休日:木曜日
詳細は公式ホームページをご確認ください。

盆栽村のランチホリデーコーヒー

世界中のコーヒー豆で、わずか5%しかとれない希少価値の高い最高品質のコーヒー豆で淹れる「スペシャルティコーヒー」を味わえるお店です。しかもコーヒーは注文を受けてからお客さんの前で1杯ずつ淹れてくれます。一緒にお店お手製のサンドイッチやトーストをいただきましょう。メニューはツナメルトサンドやポーチドチキンサンド、アボカドトースト、ココナッツトーストなどとても個性的。お手製アップルパイをデザートに食べるのもおすすめです。

店舗情報
住所:埼玉県さいたま市大宮区寿能町1-8
TEL:048-644-2914
アクセス:東武アーバンパークライン「大宮公園」駅より徒歩3分

営業時間:10:00~17:00
定休日:火曜日・第3水曜日
詳細は公式ホームページをご確認ください。

猛々しい姿や荒れた幹肌を作るために、松の盆栽の多くは砂を多く配合した砂土で育てます。
盆栽用の砂の種類や性質、使い方について学びます。

松の盆栽に砂が適している理由

水の切れやすい過酷な環境は、松柏類盆栽の特徴である幹の荒々しい味わいや厳格な風格を作り出すことができるので、松の盆栽作りには水はけに優れた川砂を使用することが多いです。

水のない環境で、松がどのように変化していくのかを追ってみましょう。
まず乾燥しがちな土壌に植えられた木は、生き延びるため根を長く伸ばし始めます。
ですが厳しい環境下ですべての根が伸びることはできないので、強い根だけが残り、ほかの根は枯れていきます。
土中の根の様子と幹から生えている枝の姿には相関関係があり、力強い根が一本残っているような木の幹からは、ごつごつとした枝が数本、勢いよく伸びています。
このような木の姿には厳格な風格が生まれ、素晴らしい松柏盆栽だといわれるようになります。

松盆栽に適した川砂の性質と使い方

川砂は通常の培養土のような肥料成分はほとんど含まれていませんが、水はけの良さが大きな魅力になっており、使いやすい盆栽用土として昔から好まれています。

西日本から産出される川砂は多く、盆栽家に根強い人気の天神川砂や近畿地方でとれる白川砂は有名です。
上記のほかに静岡県の富士川砂や安倍川砂、愛知県の矢作川砂などがあり、岡山県からは岡山砂がとれます。
砂と名の付くものに桐生砂、富士砂、浅間砂などがありますが、こちらは火山地区でとれるもので、川砂とは別に火山砂といわれています。

松盆栽の使用に適した良い川砂とは

良質な砂として好まれている天神川砂は内部に細かい穴が無数にあり、どのような大きさのものでも手で割ることができます。
まるでスポンジのように穴が点在しているので、水を含ませれば水持ちが良い反面、水はけに優れ通気性も高いのが特徴で、根の生育に適した砂です。

天神川砂にはもう一つ人気の要因があり、それは色彩の美しさにあります。
灰白色を基調とした砂の中に様々な色の粒が含まれ、それが独特な魅力のある色調を作り出しています。
ですから、この砂は木の育成のための用土として使用するだけでなく、盆栽の鑑賞ポイントの一つとして使うことが多々あります。
乾いた状態の色彩の良さもさることながら、水に濡らすことで生まれるしっとりと落ち着く風情は、植物の幹や葉の緑にも映え、盆栽の美しさを際立たせてくれます。
ですがこの砂がとれる天神川は小さい川なので、天然物の保護のため現在は採種禁止になっており、入手が困難になりつつあります。

松柏類盆栽の砂土の配合と植え替えについて

・赤松
赤玉土7:桐生砂2:川砂1
3~4年に一度、ロウソク状の芽が動き出して伸びきる前までの3月中旬~4月下旬に植え替えを実施します。

・黒松
赤玉土5:桐生砂3:川砂2
赤玉土は通常のものではなく、高温で焼かれ時間が経っても崩れにくい硬質赤玉土を使用し、およそ3年に一度、3月中旬~4月中旬に植え替え作業をします。

・真柏
赤玉土7:桐生砂2:川砂1
3月上旬~4月中旬の木の様子を見て、葉や芽の緑が濃くなったときに植え替えます。

・五葉松
赤玉土7:桐生砂2:川砂1
植え替え頻度は3~4年に一度が丁度よく、3月中旬~4月中旬にロウソク芽が動き出す直前におこなうようにしましょう。

・杜松
赤玉土6:桐生砂3:川砂1
ほかの松柏類盆栽よりも遅い4月下旬~5月下旬が適期で、梅雨入りまでは終わらせておきましょう。