さいたま市内ある「さいたま市大宮盆栽美術館」は、定期的に美術館内と盆栽庭園に盆栽の銘品が展示された盆栽展が開催されます。

盆栽美術館と盆栽庭園で開催される盆栽展

さいたま市大宮盆栽美術館では、館内にある盆栽美術館と盆栽庭園に所有している盆栽の銘品を展示する盆栽展が開催されます。

この盆栽美術館の一階にあるコレクションギャラリーは、盆栽文化の導入部であるプロローグ、盆栽が展示されているギャラリー、そして座敷飾りの3つの空間から構成されています。プロローグのコーナーには、盆栽に欠かすことができない盆器、水石、盆栽関係の歴史に関する資料が展示されています。この展示内容は毎月変わるで毎月この美術館を訪れると、日本に盆栽文化が発展してきた背景を理解することができます。盆栽が展示されているギャラリーでは5席、そして座敷飾りは3席、それぞれ季節に合わせた盆栽の銘品が週代わりに展示されます。

また、この盆栽美術館には屋外に盆栽の銘品が展示されている盆栽庭園があります。この盆栽庭園には、常に50席前後の盆栽の銘品が展示されています。屋内に展示されている盆栽とは異なり、屋外にある盆栽庭園に展示されている盆栽は、正面だけでなく360度の方向から盆栽を観賞することができます。この盆栽庭園に展示される五葉松の「千代の松」と呼ばれている銘品は、陽の当たり具合によっても異なった表情を観賞することができるように回転式の展示台の上に展示されているので、陽当たり時間によって異なる五葉松の表情の観賞を楽しむことができます。この盆栽美術館本館2階にある盆栽テラスからは、一般の盆栽展で展示されている位置からではなく、高い位置から盆栽を観賞することができるので、隠れた観賞スポットとして知られています。

この盆栽美術館には、その季節で一番美しい見所のある盆栽がロビーに展示されています。この展示されている盆栽は「季節のひと鉢」と呼ばれ、写真撮影もすることができます。盆栽庭園の東側にも季節的に見所となっている松柏類盆栽、花もの盆栽、雑木類盆栽、実もの盆栽などが展示されていますが、どれも写真撮影することが可能なので、おすすめの盆栽美術館と盆栽庭園です。

盆栽展が開催される世界初の「盆栽美術館」

さいたま市大宮盆栽美術館は、世界で初めて盆栽展が美術館内で開催される「盆栽美術館」です。この盆栽美術館は、盆栽が伝統産業として指定されているさいたま市が世界で初めて開館した盆栽の美術館です。また、この盆栽美術館は大宮盆栽村の近くにあるので、日本の盆栽文化の拠点としての一役も果たしています。

この盆栽美術館内には旧高木盆栽美術館のコレクションを中心とした盆栽の銘品、盆栽関係の備品、盆器や盆栽鉢、水石などが多数収集されているので、定期的にそれらのコレクションが公開される展覧会が開催されています。また、盆栽だけでなく盆栽が描かれている浮世絵や絵画、盆栽の歴史や民俗資料なども定期的に公開されています。

この盆栽美術館までの交通アクセスは、東武アーバンパークラインの「大宮公園駅」、あるいはJR宇都宮線の「土呂駅」から徒歩5~10分位です。この盆栽美術館までの生き方は、大宮盆栽村と同じなので、毎年5月の連休に開催される大宮盆栽村の「大盆栽まつり」を訪れた際はこの盆栽美術館にも立ち寄り、素晴らしい盆栽の銘品との出会いを楽しむことができます。

このさいたま市大宮盆栽栽美術館や館内にある美術庭園では、季節ごとに盆栽関係の展覧会や展示会が開催されます。近年は、この盆栽美術館では、盆栽愛好家や専門家だけでなく外国人や女性の来場者が増加しているので、盆栽に関係した様々な企画や展示会が開催されています。

世界盆栽大会!盆栽ワールドカップが再び日本へ!

プロアマ問わず、盆栽の愛好家が一堂に会し意見交換などを行い交流を深め日本から盆栽家を招き講習会などを開いていた盆栽大会。ヨーロッパや全米など世界各地で開かれていました。

その盆栽大会を、日本盆栽協会が世界で初めて世界中から参加を募り開催されたのが世界盆栽大会です。

第1回大会が1989年4月に大宮盆栽村を擁するさいたま市の大宮ソニックシティで開催されました。当時のスローガンは「盆栽の心で築く世界の平和」だったそうです。

大会参加者は1237名にものぼり、中でも海外からの参加者が世界31か国から733名になるなど海外からの注目度の高さが伺えます。その後、世界盆栽大会はアメリカ・韓国・ドイツ・プエルトリコ・中国と4年に1度開催されており、2017年の今年日本に戻ってくることが決定しました!

世界盆栽大会inさいたまの概要詳細

大会期間は4月28日から4月30日の3日間になります。大会スローガンは「盆栽、次の100年へ」。名誉総裁に秋篠宮文仁親王をお迎えし、盆栽園「蔓青園」4代目園主の加藤初治氏が実行委員長を務めます。大会登録券を購入すれば国内外を代表する21名の盆栽作家が盆栽の素材となる原木の枝や幹を剪定したり、針金によって樹形を整えたりする過程を披露されるデモンストレーションなど大会期間中のすべてのプログラムに参加できます。デモンストレーターには独創的なアイディアと卓越した技術から「盆栽界の魔術師」と呼ばれ数多くの作品が内閣総理大臣賞や国風賞を受賞している木村正彦氏や雑木盆栽のパイオニアとして知られる竹山浩氏など豪華ゲストを迎えます。

歓迎レセプション、友好の夕べや日本文化体験教室などへの参加などたくさんの盆栽愛好家と交流する機会もあります。チケットは大会公式ページから40000円で購入できます。小学生以下は無料。メイン会場はさいたまスーパーアリーナ、大宮ソニックシティ・パレスホテル大宮です。

気軽に参加できる催しものが目白押し!日本盆栽水石至宝展ほか

また、今大会を記念してさいたまスーパーアリーナで「日本の盆栽水石至宝展」を開催しています。300席を超える盆栽、皐月、小品盆栽、水石の名品のほか、めったに目にすることのできない貴重な「皇居の盆栽」や、明治・大正・昭和の偉人、文豪などが愛した日本が誇る世界最高峰の作品、またさいたま市内の小学生1000人が作り育てた盆栽など多彩な作品の数々を展示しています。

国内外の盆栽師を講師としたデモンストレーションや地域交流ステージなど様々なプログラムも実施されています。

会場内には盆栽、植木、草花、書籍、道具などの盆栽関連品などの展示販売を行う売店もありますのではじめての方でもこの機会に気軽に参加してみてはいかがでしょうか。チケットは各プレイガイド、コンビニエンスストアなどで前売りを800円で販売しており、当日は1000円で入場できます。こちらも小学生以下は入場無料です。

サブ会場となるさいたま市大宮盆栽美術館では盆栽界の至宝・五葉松 銘「日暮し」を約6年ぶりに特別公開されるほか、多彩な樹種と仕立ての高さを誇り世界に名だたる「大宮盆栽」の名品が展示されます。

大宮盆栽村、武蔵一宮氷川神社は観覧無料のサブ会場となっています。サブ会場とメイン会場とはシャトルバスで結ばれていますので各地巡ることもできます。

第8回世界盆栽大会inさいたまは、世界のトップブランドである「日本盆栽」に対する世界での評価を確立するとともに世代を超えて愛される生きる芸術である盆栽を発見するまたとない機会となります。

大会まであと1か月を切り、大宮駅東口駅前にカウントボードが設置されるなどさいたま市も盛り上がりを見せています。登録参加者や観光客など延べ約7万人を動員する見込みです。