盆栽の薬剤散布におすすめの噴霧器は、「手動式噴霧器」、「加圧式噴霧器」、と「電動式噴霧器」の3種です。盆栽も無農薬野菜のように薬剤散布をしないで育てたいと思っていても樹木に実を付けさせたり花を咲かせたりするためには、必要最小限度の薬剤散布が必要です。この薬剤散布をしないと生育の良い盆栽を育てることはできないので、これら3種はおすすめの噴霧器です。

圧力を使って薬剤散布をする手動式噴霧器

盆栽の樹木の薬剤散布におすすめの手動式噴霧器には、主な種類として小型式スプレー、手動式スプレー、ツリースプレー、肩かけ式(背負い式)スプレーの4種類があります。

小型式スプレーは、盆栽の鉢数が少ない場合やベランダなどの狭い場所で盆栽を育てている場合は、おすすめの薬剤撒布の噴霧器です。多くの小型式スプレーはプラスチック製のものが多く、容量も500㏄位のものが主流です。この小型式スプレーはハンドタイプなので握力によって薬剤を散布をします。そのため盆栽の鉢数が多かったり散布する面積が広かったりすると、負担がかかってしまうデメリットがありますが、手軽に薬剤散布をすることができるメリットがあります。

手動式スプレーは、小型式スプレーより大きさや容量も大きいので、散布する盆栽鉢が多くても負担があまりかからないです。手動式スプレーもプラスチック製のものが多く、容量も1.5ℓ位のものが主流です。使い方は、片方の手で容器の柄の部分を持ち、もう一方の手でピストン式に動かしながら薬剤を散布します。

ツリースプレーは、多くの盆栽鉢に薬剤散布をする場合は便利です。このツリースプレーは薬剤を入れる容器の部分がないのでバケツなどに薬剤を最初に作り、その中に直接このツリースプレーを入れて散布します。手動式スプレーのようにピストン式にノズルの柄の部分を動かして使います。噴霧口が2口になっているタイプや先がS字状に曲がっているタイプがあります。S字状タイプのものは、葉の裏の薬剤散布がしやすいです。

肩かけ式(背負い式)スプレーは、盆栽棚に並べられている盆栽鉢全体に薬剤散布をする場合は、効率良く薬剤を散布することができます。このタイプのスプレーは、肩にかけたり背負ったりすることができるので、片手で圧力もかけやすく散布もしやすい噴霧器です。

手が疲れない加圧式噴霧器と電動式噴霧器

加圧式噴霧器は手動式のものと比べて、薬剤を容器に入れた後に容器内の空気圧を高めてから散布するので、片手で圧力をかけたりしながら散布をする必要がないです。しかし、中に入っている薬剤の量が減ってくると同時に空気圧も低くなってしまうので、散布の途中で数回加圧をする必要が出てきます。この加圧式噴霧器は、容量も500㏄から10ℓぐらいまであります。また、ノズルの噴霧口が一頭や二頭のものがあります。薬剤散布を行う盆栽棚の広さに応じた容量の加圧式噴霧器を使うことがこのタイプの噴霧器の賢い使い方です。

電動式噴霧器には、乾電池式と電気式の2つのタイプがあります。電動式噴霧器は、使う際に乾電池を入れたりコンセントに電気コードを差し込んだりして使うので、事前に圧力を加える必要がないため、使いやすいです。乾電池式の容量は500㏄から、電気式は5ℓ位からあります。

薬剤散布の噴霧器は、散布の対象となる盆栽鉢の数や盆栽棚の広さに適したものを選ぶことが大事です。また、噴霧器を使う際は、薬剤を薄めたりするビーカー、計量スプーン、ピペットなども一緒に揃えて使うと、盆栽の薬剤散布もしやすいです。