盆栽の植替えをする際に必要なおすすめのハサミは、3種あります。また、その際ハサミと一緒に必要な道具は10点あります。これらの道具を用意してから植替えを行わないと、作業もスムーズに行うことが出来ないので、植替えを始める前にこれらのハサミと道具を揃えることが大事です。

植替えに必要なおすすめのハサミ3種

盆栽の植替えに必要なハサミは、「剪定バサミ」、「根切りバサミ」と「針金切りバサミ」の3種です。

「剪定バサミ」は、盆栽の太い枝等を剪定する際に使うだけでなく、植替えの際に根の整理をしたりするときにも使うハサミです。植え替えの際、剪定バサミで根を切り詰めたりすると根の切り口もきれいになるので痛みも少ないため、植替えをした後の根生育も良くなります。

根を切り詰めたりする際に直根や主根などの比較的太い根は、剪定バサミを使って思いきって切り詰めます。この作業をする際に使う剪定ハサミは、重いタイプのものより軽いもの方が使いやすいです。また、盆栽の手入れと同じように剪定バサミ専門店で研いでもらったりして、日頃からメンテナンスをすることも大事です。剪定バサミには、鉄やステンレスなどで作られたものがあります。ステンレス製の剪定バサミは、鉄製のものに比べて軽くて錆びにくいです。

「根切りバサミ」は、盆栽の植替えの際に根を切り離す時につかわれるハサミです。特に、培養している盆栽の鉢上げなどの植替えでは、太い根を切ったりするので、重宝するハサミです。

「針金切バサミ」は、植替えの際に株を植木鉢に固定するために使いう針金を切るために使うハサミです。このハサミの構造は、支点から刃の部分までの距離が短いので、同じ針金を切るニッパーやペンチより良く切れるハサミです。もちろんニッパーやペンチなどを使って針金を切っても大丈夫ですが、盆栽の植替え作業では細かい作業が多いので、針金切バサミの方が使いやすいです。また、盆栽で使われている針金を剪定バサミなどで切ってしまうと、刃先に傷をつけたりしてしまうことがあるので、面倒でも針金は針金切バサミを使って切ることが大事です。

盆栽の植替えに最低必要なグッズ10選

盆栽の植替え作業をスムーズに行うためには、盆栽鉢、鉢底網、網戸用ネット、針金、水苔、竹串、砂入れ、ふるい、シュロ箒の10種のグッズが必要です。。

盆栽鉢は、植替えの際に同じものを使う場合、あるいは新たに化粧鉢に植替えをする場合があります。盆栽の苗木を培養している際は仕立て鉢に植えて育てますが、ある程度生長して盆栽に仕立て上がってくると化粧鉢に植替えをします。化粧鉢は、高価なものから手ごろの価格で購入できるものまで幅が広いです。

鉢底網と網戸用ネットは、植替えの際に盆栽鉢の底に敷きます。鉢底網のネットの目の大きさは、使う用土の粒の大きさによっても異なります。また、網戸用ネットは、小品盆栽用の鉢底網として使うことができます。網戸用ネットは折れたり曲がったりして使いにくくなってしまうことがありますが、小さく切った後に本などの間に挟んでプレスをしておくと、使いやすくなります。また、ステンレス製の鉢底網もあるので、使いやすい方を選んで使います。

植替えに使う針金は、樹木の株を鉢に固定するために使います。そのため太いタイプの針金が良いですが、小品盆栽でも1㎜位から1.6㎜位の太さが目安です。

水苔は、植替えして痛んだ根の生育を助けたり、乾燥から守るために株元に張ったり、用土に混ぜたりして使います。水苔を使って植替えをすると根の生育も良くなります。

竹串、砂入れ、ふるい、シュロ箒は、盆栽の用土を植木鉢に入れる際に使うグッズです。用土はふるいにかけて細かくし、砂入れを使って鉢の中に用土を入れます。また、竹ぐしを使って用土を根元まで入れ、最後にシュロ箒で鉢の上の用土を整えたり、ごみなどを取り除いたりします。

盆栽の植替え作業は、最初に使うハサミ3種と10点のグッズを揃えてから始めると、意外と早く上手に行うことができるので、これらのハサミと道具を揃えてから始めることが大事です。

盆栽の用土に混ぜて使う腐葉土と水苔の2種は、盆栽の生育に役立つ働きをしてくれるので、おすすめです。

有機質が多く含まれている腐葉土

腐葉土は、潤葉樹であるナラ、クヌギ、シイ、カシなどの落ち葉を堆積して発酵させ、さらに腐熟させて作った堆肥の一つです。腐葉土の中には多くの有機質が含まれているので、自然の肥料分が盆栽の生育を促進させてくれます。

腐葉土を盆栽の用土の中に混ぜて使うと盆栽の土を柔らかくして通気性、保水性、保肥性の効果を高めてくれるので、盆栽の樹木の生育も良くなります。また、栄養分が少なくなった盆栽の土を蘇らせてくれる効果もあります。さらに、腐葉土を触ってみると葉っぱが原型の状態で入っているため盆栽の土との間に隙間を作ってくれるので、水の通りが良くなるだけでなく新鮮な空気の通りも良くなる効果があります。

腐葉土を使う注意点として、腐葉土の中には有害な雑菌や害虫の卵などが入っている可能性があるので、2~3日位直射日光を当てて雑菌などを消毒してから使うことが大事です。腐葉土を用土に混ぜて使うおすすめの盆栽は、梅、桜などの花もの盆栽、姫リンゴなどの実もの盆栽、そして松などの松柏類盆栽などです。

一昔前まで腐葉土は、「腐植土」と呼ばれていました。自然に作られた腐葉土は土壌の中で生息しているミミズやバクテリアなどによって1~2年かけて腐葉土が作られます。しかし、ホームセンター等で市販されている腐葉土は人工的に作られてものなので、2ヵ月位で作られたものです。腐葉土は100円ショップの園芸用コーナーやホームセンターなどで購入することができます。あまり多くの量を必要としない場合は、100円ショップなどで販売されている小袋タイプがおすすめです。

水の吸収力のある水苔

水苔は、湿地などに自生している苔の種類が水苔として市販されています。水苔は、水の吸水力に優れ、一度吸収した水分は長く保水している特性があります。そのため、保水性を必要とする挿し木には効果がある水苔です。特に、皐月などの挿し木、サギゾウ、山野草、イワヒバなどを培養をする際は、水苔が使われます。

水苔は、日本に自生している種類だけでも50種類以上、日本以外では約150種類位あると言われています。水苔は、北半球の熱帯地域から寒帯地域にかけて自生しています。また、盆栽で使用する水苔は乾燥タイプのものを購入するので茎や葉まで確認することはないですが、水苔には茎と葉はあります。水苔の表面には、沢山の穴があるので、底から内部に多くの水を入れて蓄えておくことができる植物です。

現在、日本で自生している水苔は自然保護植物の対象になっているので、自生している水苔を採取して、盆栽の用土などにまぜたて使うことができないです。そのため市販されている水苔は、主にニュージーランド産のものが多く、乾燥させて輸入されたものが100円ショップやホームセンターなどで販売されています。

水苔は、盆栽の根の乾燥を防いでくれる役割があり、他の用土に比べて柔らかいので、根を痛めたりすることもないです。また、水苔はイオン交換性に優れているので、カカルシウムやカリウムなどの陽イオンの成分を水素イオンに交換して、盆栽の根周りの酸性の度合いを調整してくれる働きもしてくれます。しかしながら、あまり大量の水苔を使うと、逆に水苔が乾燥状態になった際は硬くなってしまうので、根周りが窮屈になってしまう恐れがあります。

腐葉土と水苔は、盆栽の根の生育に効果的な役割を果たしてくれるので、おすすめです。