盆栽の「添え物」として使われている水石には9種類の形があります。これらの「添え物」は、盆栽の持っている風情や魅力を高めてくれるおすすめの水石です。

盆栽の添えものとして使われる9種類の水石の形

盆栽の添えものとして使われる代表的な水石を形で分類する場合は、大きく分けて9に分類することができます。この9つの石の形は、「遠山形」、「水溜まり」、「土坡」「岩潟」、「島形」、「滝石」、「段石」、「茅舎石」、「文様石」です。

盆栽を楽しむ場合は、盆栽と水石の関係は大事です。盆栽を陳列する際、石は盆栽の「添えもの」として水溜まり石や山形石などの情景を表して風情を出すために水石が使われています。また、複数の水石と一緒に樹草も組み合わせて盆栽と一緒に陳列すると、自然の景観を表現することができるので、盆栽の持っている美しさや魅力を引き立たせることができます。

山の光景を思い浮かべることができる水石には、「遠山形」、「水たまり」、「土坡」があります。「遠山形」は、別名「山形」とも呼ばれている水石の形です。この遠山形は、遠くにそびえている山の姿が思い浮かぶような形をしています。「水溜まり」は字の如く自然のくぼみがあり、水を入れると水が溜まる形をしている水石です。この溜まり石に水が溜まっていると盆栽の樹種によっては、湖や沼の景観を思い出たせてくれるので、水石の中では人気のある石です。「土坡」は、石の一方に山のような形があり、そしてその山のようなところから山麓が広がっていく姿を現している水石です。

荒波が打ち寄せる海岸などを思い浮かべることができる水石には、「岩潟」と「島形」があります。「岩潟」は、海の風景に関連のある「荒磯」、「岬」、「入江」、「洞門」、「洞窟」などと呼ばれています。この岩潟は、岩が切り立っている海岸の岩に激しい波が打ち寄せている光景が表れている形をしている水石です。「島形」は、荒波が狐島の海岸の岩場を通り抜けていく様子を思い出させてくれる形をした水石です。

「滝石」は、滝が流れているような姿を表している水石です。「段石」は、滝石を横にしたような形で長い歳月によって行われた浸食作用などの自然の変動が感じられる形をしている水石です。

また、「茅舎石」は、見ているだけで日本の侘びが感じられ、昔の田舎の光景が思い出される形をしている水石です。この茅舎石を盆栽と一緒に飾ると、盆栽の持っている品格を引き立たせてくれます。「文様石」は、石の表面に模様が表れている水石です。文様石には、石の表面に菊の花の模様が表れている水石もあります。

盆栽の「添えもの」としておすすめの水石

盆栽の添えものとしておすすめの水石は、9種類に分類した水石の形の中でも色に深みと濃さがある水石です。特に「遠山形」や「岩潟」の水石と樹草を盆栽と一緒に飾ると、水石の持っている自然の豊かさや静けさが盆栽の美しさを引き出してくれます。

しかしながら、大谷石、軽石や火山が噴火して飛んできた溶岩などは石の質がもろいので、盆栽の水石としてはあまり適していないです。また、砂石のような白い石も盆栽の水石としては、盆栽を引き立たせることが難しいので、避けた方が無難です。

盆栽を観賞する際は、盆栽鉢と樹木だけに目をやってしまいますが、盆栽は本来飾って楽しむ日本の芸術なので自分の育てている盆栽に「添えもの」としての水石を加えること、盆栽の魅力も引き立ちます。そのため、これら9種類の水石はおすすめの「添えもの」です。