盆栽には様々な種類があります。

初心者でも作りやすい一本ものの盆栽の作り方と、複数の植物を一つの鉢に植える寄せ植えの盆栽の作り方を学びましょう。

一本ものの盆栽のルール

盆栽づくりを始める際は、まずは植える植物を観察しましょう。どのアングルから見た時が、一番見栄えがいいか、一番大きく見えるか、奥行きを感じられるかを見極めます。

そして、苗を植える際の正面と背面を決めます。正面は、葉が見える面である葉面(はおもて)よりも、幹が綺麗に美しく見える幹面(みきおもて)を正面にしましょう。

次に空間に目を向けましょう。幹の曲がり具合、成長の仕方を観察して、安定したバランスになるように、苗を植えます。

苔

一本ものの盆栽の材料

  • ヤマモミジの苗
  • アラハシラガゴケ
  • 丸鉢(直径8cm程度)
  • 用土(赤玉土3:富士砂1:ケト土1)
  • 鉢底石(富士砂の中粒)

一本ものの盆栽の作り方の手順

①まずは鉢を準備しましょう。

  1. 鉢底ネットをアルミ線で固定します。
  2. 鉢底石である富士砂を鉢底が隠れる程度に流し込みましょう。
  3. 土入れを使って、用土を鉢底石が隠れる程度に流し込みます。

②苗を準備しましょう。

  1. 苗の根元を持って、苗のポットからそっと取り出しましょう。枝が折れたり、根が切れたりしないように注意しましょう。
  2. 割り箸などで根を少しずつほぐして古い土を取り除きましょう。特に土の真ん中あたりに伸びている根は重要な根なので、大事に扱います。
  3. 鉢におさまらないぐらい根が伸びすぎている場合は、カットも考えてよいでしょう。

③植え付けを行いましょう。

  1. ②で準備した苗を根を傷めないように、割り箸や指を使って、そっと鉢の中に入れます。
  2. バランスを考えながら、植え付けていきましょう。できれば、幹面を意識するとよいでしょう。
  3. 配置が決まったら、苗の位置を指で押さえておき、そっと土を鉢に入れていきます。鉢いっぱいに入れましょう。
  4. 根の隙間にきちんと土を入れていきましょう。割り箸で全体的に用土を突くとよいでしょう。根の隙間に土が入れて、用土を少しずつ足すということを繰り返して植え付けていきます。徐々に土が締まってきて、安定します。
  5. 土がきちんと締まったら、苔を張る準備をします。霧吹きで水を土の表面にかけ、軽く土の表面を平らにします。指でそっとならすとよいでしょう。

④苔を張りましょう。

  1. 苔は、張る範囲より一回り大きめの苔を用意しましょう。苔の厚みを整えるために、苔の裏側の古い苔を少し指で取り除きましょう。
  2. 1の苔の真ん中あたりまで、指で両端を引っ張って切れ目を作ります。
  3. 苗の根元を囲むように軽く苔を押さえつけて張りつけます。苔の継ぎ目が目立たないように設置するように心がけましょう。
  4. 鉢の縁からはみ出した苔を割り箸で押し込むように鉢の中に入れていきます。
  5. 隙間がある場合は、さらに苔を張りつけます。大きめに切り取って張りつけると上手くいきます。
  6. 苔を張り終えたら、霧吹きでたっぷりと水を与えて完成です。